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アメリカのビフテキ [ロサンゼルス]

アメリカのステーキは不味いという人がいるが、それはあまりにも漠然とし過ぎだ。

アメリカのどこで、いくらで、どんな調理法で食したステーキのことを不味いといっているのか、まずはそこんところを明確にしてから不味いか美味いかを語らないと意味がない。

「牛肉一筋で先々代からもう100年やっとります」みたいな店で出すステーキはおそらく美味い。

美味いに決まっている。






逆に、朝飯に駆け込んで適当にパンケーキを食べて済ませるような感じの店で”あ、そういえば、ステーキもいちおうメニューにあります”みたいなステーキは不味いに決まってる。


ということで、アメリカのステーキが不味いか美味いか、一概には言えないのだった。

というか、あたりまえなことを長々と書き連ねてるが、ロサンゼルスのステーキレストランで喰ったヘレステーキは最高に美味かった。


店の名前はムッソ&フランクス。

ここは、わたしが敬愛するロサンゼルス出身の無頼派作家が、晩年に成功してからよく通っていたそうだ。

また、場所がハリウッドということもあって、往年のスター、たとえば車いすの刑事アイアンサイドで有名なレイモンド・バー氏などが贔屓にしていた由緒ある店である。

ここには2回行って、一回目はTボーンステーキを食った。

噛みごたえ抜群の肉の味。

美味かったが、いささか食前のマティーニを飲み過ぎていたので肉の味わいがいまいちハッキリ分からず、もったいないことをした。

2回目に行って頼んだのがヒレステーキ。

ミディアムレアで頼んだそれは、しっかりした肉塊にナイフを当てると、中身はキラキラと輝くばかりの重厚な赤身。

テラテラと肉汁が浸みだしてイヤラしくわたしの舌を誘う。

う~ん!たまらんわ~♪







ということで、金さえ出せばええモンはエエねん。どこの国でも。
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